ライフ 健康・美容

冷えは万病のもとちょっとした工夫を!

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体の冷えは万病のもとです。

特に女性に多く見られます。

小さな工夫の行動で体を温め、冷えを

改善しましょう。

ストレスなどいくつもの要因が

「手足が冷たい」

「足先が冷たくて、寝付けない」

「手足が冷えるわりに、
      体温が36~36.5度前後ある」  

といった状態は、典型的な冷えといえます。

冷えを起こす要因は、いくつかあります。

まず挙げられるのは、体を動かす機会が

少なくなったことによる筋力低下です。

というのも、体温の約4割は筋肉で

つくられるからです。

私たちは昔に比べ、電車や車、自転車などに

乗る機会が増え、歩くことが少なくなりました。

洗濯も洗濯板を使うことはなくなり、

家事全般で機械化が進みました。

仕事でもデスクワークが増え、筋肉が自然に

ついたり、体を動かしたりすることが

減ったのです。

その結果、日本人の平熱は数十年前に比べ

1度ほど下がり、だいたい35.8~36.2度と

なっています。

体温が1度下がると免疫力が3割落ちると

いわれており、平熱が36.5度の人に比べ

35.5度の人の方が、それだけ風邪を

ひきやすかったり、病気にかかりやすかったり、

するのです。

食生活の変化も理由の一つです。

例えば、体を冷やす生野菜が、いつでも

食べられるようになったこと。

健康志向によりグリーンスムージーや

グリーンサラダなどが人気ですが、

半面、体を冷やす原因にもなっています。

他に、ストレスも要因です。

ストレスがあると、自律神経のうち

交感神経が優位になります。

交感神経は、血管を収縮させる働きがあるため、

血流が悪くなり、冷えを引き起こすのです。

おしゃれによる薄着や体を締め付ける補正

下着なども冷えにつながります。

このように、さまざまな要因が重なって

冷えが発生しているのです。

【放っておくとどうなる?】

最初は手足の末端が冷えます。

これは、体の中心部の体温を保つために

血管を収縮させて、熱を逃がさないように

している状態です。

それを放っておくと、より一層、手や足に

血液が行かなくなり、さらに冷たくなって

しまいます。

冷えが進むと、下半身は冷えて、上半身だけが

ほてっている状態になります。

そうなると、体温を測っても高めの温度なのに

手足が冷たいということが起こります。

また、冷えは頭痛やめまい、肩凝りや腰痛、

便秘に下痢、女性であれば生理痛や生理不順

などを引き起こす原因にもなります。

そのため、ちょっとした運動や食生活の改善、

入浴などで体を温める「温活」を生活に

取り入れ、少しでも冷えを解消してください。

改善のためのポイント

① 一日一汗

体温が上がると免疫力が上がり、新陳代謝も

よくなります。

毎日、平熱を上げる工夫をしましょう。

そのためには、意識的に運動や入浴を取り

入れて、日に一度は汗をかく「一日一汗」を

心掛けましょう。

汗をかくことは、体温が上昇したことのなるので、

冷えの改善につながります。

② 頭寒足熱で下半身を重視

頭寒足熱といって、頭が涼しく、足や下半身は

温かい状態にあるのが体に良いとされています。

そのため、腹巻やレギンス、レッグウォーマー、

膝掛けなどを有効活用してください。

ファッションでも、寒いのに足首が出ている

パンツをはいていると、いくらコートを

着込んだりマフラーを巻いたりして上半身が

温かくても、冷えを進めてしまいます。

③ 体を動かす

運動して筋肉を動かし、体を温めましょう。

スポーツをした後や歩いた後に体がほてって

汗が出るのは、筋肉を動かしたことで体温が

上昇したからです。

積極的な階段の利用や出勤時も歩いて駅に

いくなど、日常生活に運動を取り入れると、

効果的で手っ取り早い「温活」になります。

体温アップのコツ

◇ 筋肉をつける

日頃、ジムに通ったり筋トレをしたり

できない人の方が多いと思います。

筋肉の7割が下半身についています。

そのため、冷えを取る「温活」の視点で

言えば、短い時間でいいので、下半身を

集中的にトレーニングするといいでしょう。

具体的には、ウォーキングやジョギング、

スクワット、もも上げ運動などです。

≪スクワット≫

できる人は、スクワットがおススメです。

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一日30回を目標に挑戦してみてください。

わずか数分ですので、入浴前など習慣に

するといいでしょう。

① 足を肩幅に広げ、背筋を伸ばし立ったら、

  両手を頭の後ろに組みます。

② 息を吸い込みつつ、しゃがみます。
  
  両膝が90度になるまで下げると、
   
  太ももに大きな負担がかかり、

  効果が増します。

③ 息を吐きながら立ち上がります。

  これで一回です。

≪片足立ち≫

スクワットが難しい高齢の方などは、

片足立ちがおススメです。

ダイナミックフラミンゴ療法といって、

高齢者の運動器障害の予防やリハビリの

ために考えられた運動療法です。

1分間の片足立ちで、50分程度の

ウォーキングと同じ負荷をかけることができます。

 テーブルや壁に片手を軽く付けバランスを

  保ちながら、フラミンゴのように
  
  片足立ちをします。

  この姿勢を1分間、保つだけです。

  終わったら、もう片方の足で、同じように

  片足立ちしてください。

ぽかぽかしたい時に

◇ ショウガでポカポカ

漢方では「陰性食品」「陽性食品」という

考え方があります。

陰性食品とは体を冷やす食材のこと。

例えば、バナナやレタス、キュウリ、牛乳、

緑茶など。

原産地が暑い地域で、旬の季節が夏の食材です。

どちらかといえば色が薄く、(白、青、緑など)、

水分も多いものになります。

陽性食品は体を温める食材のことで、リンゴや

サクランボ、ニンジン、海藻など。

赤や黒など色が濃く、塩気が強いものです。

また、水分が少なく、寒い土地が原産地で

冬が旬の食材です。

こうした陽性食品を意識して摂取することも

大切です。

特におススメなのはショウガです。

体を温める食材の代表格で、血行を良くする

働きがあるので、体がポカポカになる上、

新陳代謝もよくしてくれます。

漢方薬の約7割に入っているといわれています。

ショウガの辛味成分であるジンゲロールには

抗炎症作用や活性酸素を除去する働きが

あります。

みそ汁や飲み物などで、上手に摂取してください。

ただ、ショウガが体を温める効果は、3~4時間

程度で切れてしまいます。

1日の中で、小まめにショウガを取り入れて

いきましょう。

《紅茶》

ショウガをすりおろして、紅茶に小さじ

1~2杯ほど入れます。

お好みで黒砂糖やハチミツをいれても

いいでしょう。

《ショウガ湯》

親指ほどの大きさのショウガをすりおろし、

さゆに入れて溶かします。

搾り汁も一緒に入れても結構です。

お好みで黒砂糖やハチミツも加えて味を

調えてください。

《レモネード》

レモン½個の搾り汁をカップに入れ、

温かいショウガ湯を注ぎ、ハチミツを

適量入れます。

よくかき混ぜたら完成です。

たった1杯いれるだけでいつものお風呂が極上バスタイムへ

◇ 毎日しっかり入浴を

入浴は体を芯から温めるため、「温活」に

欠かせません。

夏場はシャワーで済ませる人がいますが、

それでは体が温まりません。

やはり、浴槽にしっかり漬かるように

しましょう。

冬場は40度で15分程度漬かるのが目安。

それぞれ、好みの温度もあると思うので、

熱いお湯でもぬるめでも構いません。

ただ、大切なのことは、うっすら汗を

かくまで、しっかりと体を温めることです。

汗が出てくるのは、体温が1度上がった

証拠でもあります。

◆ オススメのアイテム

寒い季節に、体を外から温めるオススメの

アイテムは、「腹巻き」です。

おなかは血流が多いため、効率的に体温を

上げることができます。

腸には全身のリンパ球の約7割が集まって

いるので、免疫力も高まります。

女性であれば子宮や卵巣を温めることで、

生理痛や生理不順の解消、婦人病の予防に

つながります。

使い捨てカイロを使うのも手です。

冷えを感じる部分に貼るといいでしょう。

特に、肩甲骨の間や骨盤、おへその下が、

大事な箇所になります。

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