子育て

絵本の読み聞かせには魅力がいっぱい

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「読み聞かせ」は子どものさまざまな

能力を伸ばすだけでなく、親子の

豊かな交流の機会にもなります。

絵本の読み聞かせの魅力のポイント。

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狭い空間から飛び出す

◇絵本の読み聞かせをするとことは、
 子どもの発達のどのような影響が
 あるのか。

絵本の読み聞かせには、言語能力、想像力を

育むだけでなく、親子の豊かな

コミュニケーションにつながるなど、

子どもの発達にとって、

さまざまな良い点が詰まっています。

子どもの生活空間は限られており、自分で

体験できることはわずか。

まだ見たことも触ったこともないものが

たくさんあります。

しかし、絵本に触れることで、今いる

自分の空間を超えて世界のさまざまな

ことを知ることができます。

見たことのないものでも、想像を

膨らませて疑似体験することが

できるのです。

自分が主人公になった気分で想像の

世界に浸りながら、世界を

行き来できます。

時には絵本の物語の枠を飛び出して、

自分で作り上げた世界を楽しむことも

あるでしょう。

「この人はどこで暮らしているんだろう?」

「いつも何を食べているんだろう?」

「友達はどこにいるんだろう?」

などと、子どもは頭の中で想像の翼を

どんどん広げていきます。

想像力が豊かになることで、人や動物、

自然への感受性や思いやりといった

感性も育まれていくと思います。

また、親から物語を聞く中で、言語力が

付くのも大きな魅力です。

言語力は、すべての学習の基礎。

自分の思いや人の気持ちを言葉で表現する

力が磨かれるので、就学してからも勉強の

理解がスムーズに進むでしょう。

笑顔が増え、会話が弾む

◇絵本には面白い言葉がたくさんあります。

絵本は物語の面白さだけでなく、音でも

遊べるように工夫されています。

「すってんてん」や「ころりん」など

リズミカルで繰り返される音が楽しいから、

子どもは思わず何度も口ずさみます。

こうした音の面白さも味わえるので、

笑顔が増え、会話が弾み、親子の

コミュニケーションが豊かになります。

親子で同じ世界を共有して、向き合えるのが

読み聞かせです。

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多忙な社会で子どもとゆっくり過ごすのが

難しい現実がありますが、

お子さんにとっても、親にとっても心地よい

時間になるでしょう。

お父さん・お母さんらしく

◇絵本選びのポイントや読み聞かせの際に
 気を付けたい点。

絵本に書いてある対象年齢を参考に、

子どもの興味・関心に合わせて選んで

あげましょう。

ただ、2歳の子が4歳の本に興味を持つ

こともありますし、逆に4歳が2歳の

ものに興味を持つこともあるので、子どもが

楽しめるものを選ぶ視点も大事ですね。

読み聞かせの方法として、一部では

「オーバーに読んではいけない」

「文章は途中でやめず最後まで読む」

「解説はしない」などという方もいます。

たしかに、保育のプロから見ると、

読み聞かせは「思いやりや道徳心」

      「生活のルール」などを

身に付けさせることを狙って、

教材として使う場合も多いので、

ある程度の読み聞かせ方があります。

ただ、ご家庭では、あまり細かいことは

気にせずに、子ども自身が主体的に関わり、

楽しめる方法で行えばいいと思います。

「お父さん、お母さんと一緒に読んだ」

という心地よい体験があれば、それが本への

興味、読書への意欲につながります。

読み方はオーバーでも地味でも、お父さん・

お母さんらしさが出ていればいいと思います。

興味がない子には少しずつ

◇絵本に興味を持てない子には。

興味を持っていない子には無理やり

読み聞かせをしても、嫌な思いを

させてしまうかもしれません。

少しずつ興味が持てるように誘導しては

いかがでしょうか。

最初は読むのではなく、本を開くだけでも

いいと思います。

開くことに慣れたら、絵の色合いを眺める

だけでもいいでしょう。

焦らずに徐々に絵本に親しみを持てる

ことの方が大事です。

今は図書館に行けば、いろいろな絵本を

借りられます。

興味が持てない子でも親子で図書館に行き、

さまざまな本や本を読むお母さんやお友達の

姿に触れさせてほしいです。

それを通して子どもが絵本に興味を持って

いくと思うのです。

まとめ

絵本を使って親子で関われる時間は、

長いようで本当に短い。

親にとって読み聞かせができた時間は、

後で振り返ると宝物のような時間になります。

時には「読んで、読んで!」とせがまれて

大変な時もたくさんあるかと思いますが、

親子のつながりを深める大切な時間と捉えて、

楽しみながら行っていきたいものです。

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