
転勤や進学、就職など、年度が替わる
時期は、引っ越しにシーズンでもあります。
家財道具を運ぶ準備からさまざまな
手続きまで、いかに楽に効率よく
進めるかが大事です。
そこで引っ越しする際のポイントです。
荷物の整理は効率よく
新生活をスタートする人が多い春は、
引っ越しのハイシーズン。
引っ越し業者がまだ決まらない人は
早めに選びましょう。
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時間に余裕がある人は繁忙期から
ずらしたり、日時を指定しなかったり
すると、安く抑えられます。
引っ越しですることは、家の中の
荷物を転居先に運ぶことだけでは
ありません。
電気やガス、水道など、引っ越しした
その日から使うライフラインの
変更手続きも必要です。
お子さんがいる家族の場合、転校の
手続きもしておきます。
そのため、段取りをしっかり考えて
進めることが大切です。
引っ越し作業は、
① 整理
② グルーピングによる荷物の仕分け
③ 箱詰め
の3段階に分けられます。
家の中は、買ったもののあまり使わない
ままの物や、人から頂いた物などで、
いつの間にか“物だらけ„に
なってしまいがち。
そこで、引っ越しを「整理のチャンス」と
捉えて不要な物を整理すると、
引っ越し業者に作業を頼んだ際の料金も
少しでも低く抑えることができます。
必要か不要かを判断する基準は
「今、使っているかどうか」。
長くても1年間くらいが目安です。
もったいないからと、一人では
なかなか判断できない場合は、友人などと
一緒に作業すると、思い切って仕分けが
できると思います。
しかし、最近は各地でゴミの有料化が
進んでいるため、
“ゴミを沢山出すと、
経費がかさんでしまうのでは”と
心配される方もいます。
こんな時はリサイクルショップの活用が
効果的です。
お皿や頂いたタオル、おもちゃ、本・雑誌
などを買い取ってくれる場合があります。
また、友人が喜んでくれる物があれば、
譲るのも一つの方法でしょう。
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次に、荷造りは、シーズンオフの物、
ほとんど使わない物、時々使う物に
グルーピングして箱詰めしましょう。
その際、新居の間取りに合わると、
後が楽になります。
新居ですぐ使うティッシュやタオル、
掃除道具、洗面用具、着替え、学校や
仕事で使う物は、
「3日間、旅行するつもり」で、
旅行バッグなどにまとめて入れておくと
便利です。
収納が済んでから、片付いた様子を
撮影しておくと、後の片付けの励みに
なるかもしれません。
ベランダや庭の物、照明器具、駐輪場の
自転車などは運び忘れがちです。
また、クリーニングの回収や、レンタル品の
返却にも注意しましょう。
引っ越しは手間がかかる作業。
しかし考え方によっては、暮らしアップの
機会になります。
無理のない計画を立てながら、家族で
分担し合い、有意義な引っ越しにして
いきたいものです。
荷造りのポイント
※ 重い物は小さな箱、
軽い物は大きな箱に
荷造りのポイントは、押し入れの奥に
しまっている物、オフシーズンの洋服、
思い出の品など
「普段使っていない物からしまいこと」。
段ボールに詰めた順に番号を振っていけば、
直前まで使っていた、大きな番号の箱から
開けていけばいいので便利です。
その際、ハンガーに掛けている洋服は、
そのまま箱詰めした方が作業が楽な上、
シワも付きにくくなります。
引っ越し業者によっては専用の
段ボールを用意している場合があります。
また、本や食器などの重い物は
小さめの箱に、洋服など比較的軽い物は
大きめの箱に詰めると運びやすくなります。
箱の中身や、どの部屋に運ぶのかが分かる
ように段ボールの側面などに書いておくと
効率的です。
◆ 皿はどうすれば割れにくい?
※ 1枚ずつ包んで縦に入れる
割れやすい皿などは、食器同士が直接
触れることが割れる原因です。
その衝撃を吸収するために、新聞紙を丸めて
隙間に詰めて緩衝材とすることもできます。
インクが手に付く心配がある場合は
クレープ紙でもいいです。
また、薄く伸ばした発砲スチロールの
ようなミラーマットや、「プチプチ」とも
いわれる気泡緩衝材、子どもが持っている
ぬいぐるみなども有効です。
陶器などの皿は、面倒でも1枚1枚包んで
縦に入れるのがポイント。
また、段ボール箱が上下に揺れた際、
浮き上がって上から落ちてくるお皿と、
下から跳ね返ってきたお皿に挟まれた
中央のお皿に大きな力が加わって割れて
しまうため、皿を上下に重ねるのはNG。
箱を持ち上げたときにバランスを崩さない
ように、左右で重みに偏りが出ない
ようにすると、割れる危険性をより
抑えることができます。
◆ 機器などの複雑な配線はどうするか?
※ 本体と端子に番号を振って識別
テレビやオーディオ、パソコンなどの
映像・音響機器は複雑な配線に
なっています。
それぞれのコードと機器の端子に、
接続先がすぐ分かるようにテープで番号や
記号を振ったり、スマートフォンの
カメラ等で撮影したりしておくと、
再配置する時に便利です。
なお、パソコンなどの精密機器は、
購入時の箱にしまうのが望ましいですが、
無理な場合、万が一を考えてデータの
バックアップを取っておくと安心です。
◆ 家具のサイズが新居と会わない!
※ 事前に間取りと配線をチェック
今住んでいる所と転居先の間取りや
配線がまったく同じというケースは
ほとんどありません。
特に、持ってきた家具が、転居先の
スペースと合わなかったり、新居に
クローゼットがあって、持ってきた
タンスが余ってしまったりなどした
場合は、思わぬデットスペースを
生んでしまいます。
また、家具がコンセントや部屋のスイッチ
などをふさいでしまうこともあります。
引っ越し前に、不動産業者から転居先の
配線の詳細を教えてもらうか、実際の
間取りを自分の目で確認しておくことが、
部屋のスペースの有効活用になります。
スケジュール例
さまざまな作業が必要となる引っ越しは、
作業の流れをあらかじめシミュレーション
しておくと、スムーズに進めることができます。
日を決めて、効率的に行うことが疲れない
ポイントになります。
詳細は引っ越し業者のホームページなどでも
公開されています。
≪ スケジュール ≫
① 引っ越しが決まったら
◇ 今住んでいる住宅の管理会社に退去の
連絡をする
(駐車場を借りている場合は忘れないように)
◇ 「引っ越し業者に依頼する場合」
引っ越しの見積もり・予約をする
※ 電話やインターネットを活用して数社に
見積もりを依頼し、比較・検討しよう
◇ 「自力で引っ越す場合」
トラックや大型車を手配する
◇ 転居届を出す
◇ 梱包用品の準備、箱詰めの開始
◇ 粗大ごみを処分する
◇ 家電製品・パソコンなどの処分
◇ 転居ハガキの作成
② 10日前までに
◇ 郵便物の転送手続きを行う
◇ 新聞、牛乳、食材の宅配サービス等の
住所変更届を行う
◇ 固定電話の移転を手配する
◇ 新居の家財配置図を作成
③ 1週間前までに
◇ 転出届を出す
◇ 電気、ガス、水道の移転手続き
◇ 金融機関の移転手続き
◇ NHK、ケーブルテレビへの移転連絡
◇ ペット類(犬)の登録変更手続き
④ 前日までに
◇ 冷蔵庫、洗濯機などのコンセントを抜き、
水抜きと庫内の掃除を行う
◇ テレビなどの映像機器・オーディオの
配線を外し、まとめる
◇ 当日持っていく貴重品、当日すぐに
使う物をまとめておく
◇ 石油ストーブの灯油を抜き取る
◇ パソコン内の電子ファイルをバックアップ。
個人情報を「暗号化」または
「パスワード設定」する
◇ ゴミ出し
⑤ 当日
【旧居でやること】
◇ 近隣へのあいさつ
◇ 電気のブレーカーを落とす
◇ ガス使用停止の立ち合い
◇ 電気、ガス、水道料金の精算
◇ 忘れ物の確認
◇ 鍵の返却
【新居でやること】
◇ 管理人へのあいさつ
◇ 近隣へのあいさつ
(単身女性では控えるのが無難)
◇ 電気の使用開始
◇ ガス開栓の立ち合い
◇ 水道の使用開始
⑥ 引っ越し後、1~2週間以内に
◇ 転居届、転入届をだす
◇ 転入学届を出す
◇ 公共料金の引き落とし手続き
◇ 運転免許証の住所変更
◇ 自動二輪・自動車の登録変更
◇ ペット類(犬)の登録変更届
※ 手続き方法が市町村によって異なる
場合がありますので、確認してから
ご利用ください。