防災・防犯

防災対策!いま一度見直そう!

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「天災は忘れた頃にやって来る」といわれます。

機会があるごとに過去の教訓を呼び覚まし、対策を怠らないことが、

命を守ることにつながります。

いま一度“わが家の防災”を見直してはいかがでしょうか。

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防災対策!わが家は大丈夫?

建物の耐震強度を知る

まず、住んでいる建物がどの程度の地震に耐えられるかを

知る必要があります。

1981年6月以降「建築確認」された建物かどうかが、現在の

耐震基準を満たしているかの一つの判断基準になります。

ただ、年月の経過に伴い、建物自体が劣化します。

加えて、地震を何度も経験することでダメージが蓄積される

こともあります。

建築当初は問題のなかった建物が“今も大丈夫”とは限りません。

インターネット上には、自分でできる耐震強度の簡易診断もあります。

日本建築防災協会
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/wagayare/taisin_flash.html
一度、自分で調べて不安があれば信頼できる専門家に相談し、耐震補強工事

などを検討してもいいかもしれません。

家具・家電の転倒防止

家の中の備えとしては、まず日頃から家の中を整理整頓することが大切。

高い所や通路をふさぐような場所に物を置かないようにしましょう。

その上で、倒れる危険がある家具や家電は固定します。

L字型の金具や突っ張り棒、ゴムやシリコン製のマットなど

転倒防止グッズを活用しましょう。

このとき、固定する壁や天井が、強度の高い箇所か確認することも大切。

食器棚などの開き扉をロックする器具を取り付けたり、ガラスに飛散防止

フィルムを貼ったりするなど、ガラスが割れない工夫もしておきましょう。

ライフライン停止を想定

ライフラインが復旧するまでの期間を想定し、カセットコンロ(ガスボンベ)

電池、手回し式の発電機などを準備しておくと便利です。

水は、飲用以外にも生活にはなくてはならないものです。

浴槽に残り湯をためておいたり、雨水をためるタンクを用意したり、

各家庭で工夫しましょう。

水がなくても使える携帯用のトイレやウェットティッシュ、歯磨きセットなども

清潔を保ち、感染症を防止するために有効です。

食料は最低3日分用意

食料の備蓄は、家族全員分を最低3日分、できれば5日分を用意してください。

飲料水も最低3日分(大人1人で約10㍑)を目安に確保するといいでしょう。

長期保存が可能な物を備蓄し、半年に一度はチェックします。

半年以内に期限が切れるものは、新しい物と入れ替えるようにしましょう。

薬、防寒グッズ、現金も

ライフラインへの備え以外に、まとめておきたい

物を挙げておきます。

常備薬や保険証・お薬手帳のコピー、ガーゼ、消毒液などは、

病気やケガに対するため、最低限そろえておきたいところです。

この他にカイロやストールなどの防寒グッズ、紙の食器、食品用ラップ

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筆記用具(油性ペン)、メガネなども入れておくといいでしょう。

生活するためには、お金も必要です。

預金通帳のコピーも用意しておくべきですが、ATMや窓口が使えない

状況も考えられますのである程度は、現金も用意しておくことを

お勧めします。

いま一度見直そう

火に慌てて近づかない

地震発生時に怖いのが火災です。

初期消火の心構えは大丈夫でしょうか。

消火器は各家庭で準備し、いざという時に使えるように使い方や

使用期限など確認しておきましょう。

ただ、地震で揺れている時に、慌てて台所の火を消しに行くのは

危険ですので注意してください。

現在、大きな揺れを感じると、ガスは自動で供給が止まり、

火が消える仕組みになっています。

むやみに近づいてケガをしないように気を付けましょう。

連絡方法・避難場所を確認

被災時を想定して、家族で話し合いをしておくことも大切。

いざという時の連絡方法は一つに絞らず、電話やメール、NTTの

「伝言ダイヤル」、ツイッター、各種SNSなど、複数の手段を

考えておくといいでしょう。

また、自宅から一番近くの避難場所を確認しておきましょう。

「災害タイプによっては避難場所は異なる」ということが重要です。

中長期的な避難場所となる学校や広場でも、津波の恐れがある

場合の「緊急避難場所」としては使用できない場所もあるので注意。

正しい場所が分かったら、そこまでの道筋を手書きの地図で作って

みましょう。

実際に歩き、複数のルートを検討する中で、近くて安全な道などが

分かるものなのです。

地域で共助の精神を培う

地域で行われる防災訓練などには積極的に参加していきましょう。

いざという時には、避難する一人一人が避難所の運営など携わる

こともあります。

食料の配給方法やプライバシーを守る仕組み作りなど、ともに

考えておくことがとても大切です。

なにより“一人にならない”ということが、非常に大事なポイントです。

受け入れがたい現実と向き合うとき、人とのつながりが大きな力になります。

地域の方と声を掛け合いながら、“共助の精神”を培っていきたいものです。

チェックリスト

災害に備えて、各家庭でチェックしておきたい10項目。

どれくらい当てはまるか、確認しましょう。

□ 家の耐震強度は問題ない。

□ 家の中は整理整頓できている。

□ 家具・家電の転倒、ガラス飛散の対策をしている。

□ ライフラインが復旧するまでの備えができている。

□ 食料や水は最低3日分、確保できている。

  備蓄してある食料などを半年に1度はチェックしている。

□ 必要な防災グッズを確認し、1ヵ所にまとめて保管したある。

□ 初期消火の準備・心構えができている。

□ 被災時の家族と連絡方法などを明確にしている。

□ 正しい避難場所やそこへのルートを知っている。

□ 地域の方と協力し合える関係を築いている。

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