子育て

赤ちゃんの関わり方にアドバイス

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気持ちを言葉で伝えることができない

赤ちゃんは、しぐさや泣くことで、

さまざまな表現をします。

要求する内容が分からず、関わり方に戸惑う

こともあるのではないでしょうか。

そんな方にちょっとしたアドバイス。

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泣きやまない

◇健全に育っている証し

外出先で不機嫌になると大泣きをする

ことが多くあります。

泣き止むまで待ちますが、さらに激しく

ので困ることも。

言葉が使えない赤ちゃんは、耳障りな

音をあえて出して泣きます。

生きるために、激しく泣いて周囲の人間を

動かし、自分の要求をかなえようとするのです。

そうした優れた能力を持つのが赤ちゃんです。

そもそも一般的に

「長く泣く子」と「すぐ泣きやむ子」では、

どちらが親子の関係性がいいと思いますか?

答えは「長く泣く子」です。

なぜならば、長く泣く子は、泣き続ければ

親が絶対に振り向くと分かっているからです。

つまり、親への絶対の信頼があるのです。

だから、たとえ無視されても泣き止みません。

その意味で泣き続けることは心が健全に

育っている証拠。

昔から「泣く子は育つ」と言われる通りで、

特別な事情がある場合もありますが、本来

激しく泣くのは喜ばしいことです。

ただ、そう言っても泣き続けられると

困るのも、正直な思いでしょう。

なぜ困るのか。

それは、泣かれることで周囲に文句を

言われたり、だらしない親だとか、

虐待だと思われたりすることがある

からではないでしょうか。

周囲のそうした誤解が、お母さんを

追い詰めている現実があります。

泣く理由はさまざまで一概には言えませんが、

社会全体が赤ちゃんの泣きを悪いこととして

捉えるのではなく、もっと正当に評価する

ことが大切だと思います。

「二人だけの時間」の確保も

◇“ながら育児”はダメ?

赤ちゃんの相手をすることができないときは、

おもちゃや絵本、スマートフォンなどを

渡して遊ばせておくことがよくあります。

こうした関わり方に問題はないでしょうか?

スマホを使わせることに否定的な意見も

あります。

ただ、一日中、やらせるのではなく、料理や

掃除などちょっとした時間に渡す分には、

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大きな問題があるとは思いません。

それよりも大事なのは、用事が終わったら、

「必ず赤ちゃんの相手をする」

時間を作ることでしょう。

一時的に、親がいなくなっても必ず自分の

ところに戻ってくる。

自分の相手をしてくれると分かっていれば

赤ちゃんはとても安心です。

ぐずることも減るでしょう。

親は多忙なので、料理や掃除をしながら

関わる“ながら育児”になるのは当然です。

ただ、少なくてもいいので、1日5分、

10分でも、誰からも邪魔されない

「二人だけの時間」が大切。

「あなたのことが大事だよ」という

メッセージになり、心が安定します。

兄弟がいる家庭ならば、なおさら。

下のこの面倒が終わったら、短時間でも

上の子とおしゃべりや遊ぶという

関わりが大切ですね。

「今は自分の相手をしてくれなくても、
 いずれ私のところへ来てくれる」

という安心感をベースに、子どもは

育っていくのです。

遊び方がたくさんある物を

◇オモチャ選びの基準

赤ちゃんが楽しく遊ぶための、

オモチャ選びの基準とは?

赤ちゃんにとって遊びの意味は、新しい

能力を獲得することです。

物を掴む行為だけでも、大きさ、

自分との距離、触り心地など、いろいろな

情報が得ることかできます。

時には物を近くに置いたり、

遠くに投げたり、上下に動かしたりしながら

自分の五体で物事の原理を学び、

応用の仕方を身に付けていきます。

「目の前を通り過ぎようとした物を触る」

ことができたら、時間感覚、速度を

理解できている証拠でしょう。

赤ちゃんは周囲の物を使って遊ぶ中で、

急速に生きるために必要なさまざまな

能力を身に付けているのです。

その点を踏まえ、お勧めしたいオモチャは

「積み木」です。

積み木は単純に見えますが、非常に多彩な

遊び方ができます。

横に積んだり、立てたり、色の違う物を

そろえたり、車やおうちに見立てたり・・・。

赤ちゃんが創意工夫できる点がたくさんある

ことが魅力です。

逆に複雑な構成で遊び方が決まっている

ようなオモチャは、すぐ飽きてしまうので

お勧めできません。

赤ちゃんと遊ぶ際に大切なことは、周囲の

大人が遊びを仕向けるのではなく、

赤ちゃんがしたい行動を応援する、

支えることです。

赤ちゃんの関心を軽視して、

「この遊びがいいよ」と誘導するのは、

かえって赤ちゃんの興味、関心をそぎ、

成長の可能性を狭めてしまうのでは

ないでしょうか。

赤ちゃんは教えられるのではなく、自ら

学び、成長していく存在だと知って

ほしいと思います。

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