最近は、女性だけで楽しむ
「女子キャンプ」が人気になっています。
秋が深まるこれからの季節が絶好のシーズン。
そこで今回は女子キャンプの魅力と
楽しみ方のコツを紹介。
初心者でも楽しめる
キャンプと言えば、家族や友人とするもの、
男手や車が必要というイメージは
ありませんか?
今回、提案する「女子キャンプ」は、
自分のことは自分でする
「個食個泊」スタイル。
寝る場所も食べ物も自分で用意し、各自
食べたいものを食べ、眠たい時に寝ます。
仲間の自由を尊重する、ほどよい距離感で
時間を共有する。
一晩明けると充実感や結束力も生まれます。
ベストシーズンは秋。
ほんのり寒い秋の夜長は、たき火をたっぷり
楽しめます。
たき火の“ぬくもり„や“ゆらめき„は
最高の癒やし。
友達と焚き火を囲みながらお話すると、
素直になれて自然と絆が強まります。
秋はキノコや野菜など、旬の食材も豊富。
最近は、食材もテントも用意されている
キャンプスタイル「グランピング」も
人気ですが、自分だけのグッズや食材を
そろえると、楽しみが増します。
かわいいグッズも充実してきているので、
おしゃれな食器や飾り付けでカフェ風に
したりと、わくわくするオリジナル空間を
作るのもいいと思います。
最近は女性用に設備が整っているキャンプ
サイトも多いので、安心してキャンプを
始められます。
何よりキャンプでは思うようにいかない
ことが当たり前。
失敗を笑い飛ばしながら不便を楽しむのも
醍醐味です。
五感で“地球”を感じることができます。
あなたも自然の中に飛び込んで、
楽しいことずくめの非日常を体験して
みてはいいかがでしょうか。
女子キャンプのポイント
STEP1 事前準備
◇ キャンプ場選び
キャンプ場内でのレンタル品や物品販売の
品揃え、コンビニやスーパー、浴場などの
周辺情報はよく確認しよう。
管理者がいたり緊急時に電話対応して
くれる場所を選ぶと安心。
地面は砂利だと硬くてテントを立て
にくいので、芝生のような軟らかい方が
初心者向きです。
情報誌「オートキャンプ場ガイド」は、
最新の地面情報や閉鎖状況などが
掲載されていておすすめ。
行く前には必ず現地に電話確認を。
◇ ギアを手に入れよう
ギアとは、キャンプグッズのことです。
準備のポイントは、40~45㍑サイズの
ザック(キャンプ用リュック)に
収まる範囲でそろえること。
ギアは、インターネットよりお店で
大きさを確認して購入した方が安心です。
ネットだと、サイズが大きくてザックに
入らないなんてことも。
キャンプ場のレンタルサービスも活用しよう。
山や川、フェスなど、行き先や目的に
よって持ち物をかえるのもキャンプを
楽しむコツです。
STEP2 いよいよ当日
◇ 服装のポイント
動きやすいことが大事。
パンツスタイルはもちろん、上にスカートを
重ねても着替えやすくて便利。
冷えやすい頭・首回り・足元はマフラーや
帽子で防寒対策を。
足首はタイツや靴下でしっかり守れば、
防虫効果も。
大きめのストールは肩や膝に掛けられて
万能です。
アンダーウェアは全天候対応できる
機能的なものに。
◇ 道のりも楽しんで
行き先にちなんだ音楽や、風景に合う
音楽を聴きながら向かうと、テンションが
アップ。
車を使わず電車やバスを利用する
“徒歩キャンプ„もおススメ。
途中お店に寄りやすくて、ご当地を
堪能できてとっても楽しいです。
道の駅などで、現地の食材や調味料を
買って夕食に加えると楽しさも
広がります。
STEP3 キャンプ場に到着
◇ まずは確認
入場の手続きの際に、緊急時に連絡できる
管理棟の電話番号を押さえておこう。
ライトは、明るいうちに点灯できるか
チェック。
ゴミの分別も、場所によって異なるため、
事前に確認を。
◇ テントを立てるとき
傾斜や水はけの悪い場所は避けよう。
混み合って隣のテントの近くに立てる時は
一言声掛けておくといい。
当日テントの組み立てが不安な時は、
事前に公園などで1回組み立てておこう。
STEP4 夜を満喫しよう 3>
夜は、たき火に挑戦しよう。
仲間とたき火を囲んで、自作の料理を
味わいながらおしゃべりするだけで
大満足。
料理は、肉や魚を焼く以外にも、
キノコのホイル焼きや焼きカプレーゼなど、
バリエーションは無限大。
メニューによっては火を使わなくても
作れます。
晴れの日の夜空は最高!
宇宙を実感できる。
夜空の星をバックに、テントやランタンで
オシャレな写真を撮ってみては。
毎回、食材やギアを変えていろいろな
キャンプを試してみよう。
初心者におススメのキャンプ場
★ 成田ゆめ牧場(千葉)
☎ 0476-96-1001
HP https://www4.revn.jp/yumebokujo/
★ 北軽井沢スウィートグラス (長野)
☎ 0279-84-2512
★ PICAリゾート(山梨・埼玉・神奈川・静岡)
☎ 0555-30-4580
HP https://www.pica-resort.jp/
★ 青川峡キャンピングパーク(三重)
☎ 0594-72-8300
★ 蔵迫温泉さくら(熊本)
☎ 0967-44-1008
HP https://kurasako-onsen.com/
★ 無印良品キャンプ場(新潟・岐阜・群馬)
☎ 03-5950-3660
ここに注意
* 食材は小動物に奪われないよう、
クーラーボックスや匂いが出ない
密閉式の食品保存袋の中に
* 冷え切った体は温まりにくいので、
寒くなってきたらすぐ防寒を
* 万が一やけどした時に対応できるよう、
救急セットの準備をしよう
* キャンプでは雨よりも風の方が危険!
風速4㍍を超えたら、無理をせず
懸命な判断を
* 寝る前に忘れずたき火を消そう