深まる“ 実りの秋 ”
秋に旬を向かえる果物にはブドウ、リンゴ、梨、
柿など食卓を飾る色とりどりの豊かなフルーツ。
健康のために、甘くておいしいフルーツを食べて秋を堪能しよう。
先にフルーツでもっと健康に
フルーツの摂取量
日本人の1日のフルーツ摂取量は、96㌘。
特に若い世代で少なく、20代男性になると約32㌘だそうです。
欧州では300㌘は当たり前のように摂っているようです。
各国の供給量(摂取量+廃棄量)も、日本は、先進国の中で断トツ最下位で、
アジア・アフリカ・世界平均を下回っています。
日本では、フルーツは ”おまけ”と考える人が多いようですが、世界では
健康のために、毎日しっかりとフルーツを摂ることが常識となっています。
国連も国も、健康のために毎日のフルーツ摂取を推奨しています。
厚生労働省・農林水産省策定の「食事バランスガイド」では、1日200㌘程度の
フルーツ摂取を勧め、農水省は「毎日くだもの200㌘運動」を推進しています。
国連(WHO・FAO)も「世界の健康戦略」の中で、がん・糖尿病・心臓疾患・肥満の
予防のために、生フルーツと野菜(非でんぷん性)を、毎日400㌘以上を
摂取することを勧めています。
取るタイミングが大切
フルーツは食べるタイミングが重要
食後のデザートと考えている人が多いですが、生フルーツは、空腹時に食べると
より効果的です。
フルーツの特徴の一つは、驚くほど消化が良いということ。
スポーツ選手が、競技中にバナナやミカンを摂取するのも、消化がよく、速やかに
脳や体の栄養になるからです。
生フルーツは、空腹時に食べると血糖値が上がりにくいことが分かっているそうです。
しかし、一般的な習慣の(後フルーツ)では、他の食物と胃腸で何時間も
かき混ぜられてしまいます。
消化効率を考えれば、食事の一番初めに食べるのがおすすめです。
さらにおすすめなのが、食事の15分程度前に食べるのが良いようです。
もぎたてはジューシー
例えば、フルーツ狩りに行って、果樹園で食べるくだものは鮮度が抜群で格別。
もぎたての果物は水分をたくさん含み、ジューシーなものが多く、街の食料品店では
買えない完熟果物を食べられます。
生産者との触れ合いや果樹園での新しい発見も大きな魅力の一つです。
ブドウ園なら、たわわに実るブドウの中という異空間での収穫です。
また、未熟ブドウと完熟ブドウの違いは、ブドウ園だからこそ分かります。
フルーツは、できるだけ早く食べた方が良いものと、食べごろを待つものがあります。
一般的に、リンゴや梨は早く食べた方が鮮度も良く美味しいです。
すぐに食べられない場合は、乾燥を防ぐため、薄いポリ袋に入れ、冷蔵庫に保存。
洋梨は常温保存し、香りが立ち少し柔らかくなる食べごろを待ちます。
ミカンは、箱や袋から出し、日に当たらない冷暗所に置きます。
柿は、国産の一般的な果物の中ではビタミンCを多く含みます。
柔らかい柿の方が甘いので、自宅では少し柔らかくなるのを待ってから
食べるのがおススメ。
秋は“フルーツの季節”ともいえるので、是非いろいろな果物を楽しんでください。
旬の果物
参考までに秋が旬の果物
梨・・・・・7月~10月頃
洋梨・・・・9月~12月頃
柿・・・・・9月~12月頃
栗・・・・・9月~10月頃
ブドウ・・・6月~10月頃
イチジク・・8月~10月頃
リンゴ・・・9月~1月頃
ミカン・・・9月~2月頃
キウイ・・・10月~12月頃
アケビ・・・9月~10月頃
品種にもよりますが、たくさんの果物が旬をむかえる秋。
健康のためにも、果物を食べましょう。