
シミ、しわ、たるみなど、若い頃は
気にしなかった肌トラブルが年とともに
気になる男性も多いのではないでしょうか。
一方で、「何をすればいいのか分からない」
という人も。
第一印象は素肌で勝負
肌の見た目によって、男性の第一印象は
大きく左右されます。
ポッコリしたお腹や体形は服でごまかす
こともできても、人に会う時に顔を隠す
わけにはいきません。
しかも、男性は化粧をしないので、
「素顔で勝負」となります。
肌にハリが無く、目の下のクマが目立てば、
実際の年齢より老けた感じに。
肌は荒れるとくすみが出て、顔全体が暗く、
不健康な印象を与えます。
しっかりとスキンケアした肌は、シミ、しわ、
たるみがでにくくなり、若く健康的に見えます。
男性の肌は、女性に比べ、水分量が少ない。
その水分をまもろうと、皮脂の分泌が多く
なっているのが特徴です。
皮脂は「脂」なので、過剰に分泌されれば、
「テカリ」が目立つことに。
さらに、脂が多いと毛穴に汚れが詰まり肌の
トラブルが出やすくなります。
男性もスキンケアで若々しく
◇ 洗い忘れ、流し残しに注意
肌の手入れは、朝晩の計2回が基本になります。
順番は洗顔、化粧水、乳液(またはクリーム)です。
朝と夜で基本、変わりませんが、男性は朝に、
ヒゲそりが加わります。
ヒゲそりは、洗顔後、化粧水の前がおススメです。
朝の洗顔は水だけという方もいますが、朝も
洗顔料を使ってしっかり洗いましょう。
しっかりと言うと、ごしごしと、こするように
強く手を動かす人がいます。
これは、肌が傷ついてしまうのでNGです。
洗顔は、洗顔料を十分に泡立て、やさしく行います。
泡立ちにくいものもあるので、あくまでも
目安ですが、泡立ては片手のひらに泡がこんもり
乗るくらい。
手のひらを下に向けても、おちなければ十分と
言えます。
ポイントは、洗い忘れ、流し残しをしないこと。
気になるところを重点的にして、洗った気に
なってしまうことがあります。
「おでこ→鼻→頬→口元」と
洗う順番を決め、顔全体を満遍なく洗いましょう。
朝は、服を着たまま洗顔する人も多く、襟元を
ぬらさないようにという思いから、
顎下などのフェースラインは、すすぎ残しが
起こりやすいので注意が必要です。
熱過ぎるお湯ですすぐと、必要な皮脂なで
流れてしまうので、30~35度くらいの
ぬるま湯が理想です。
◇ 化粧水と乳液で保湿を
洗顔後は、肌にツッパリ感が出ることが
ありますが、この時に保湿をすることが
必要です。
まずは、化粧水を適量取り、両手に
広げます。
手のひらを顔全体に当て、なじませてください。
この時、パチパチと顔をたたいたり、
こすったりしてはいけません。
乾燥しやすい目尻や頬は、押えるようにして、
数回なじませます。
化粧水の後に、乳液かクリームで成分を
閉じ込めます。
乳液自体にも、油分を補い、保湿や柔軟性を
与える目的があります。
肌へのなじませ方は、基本的に化粧水と同じ。
ただ、Tゾーンといわれる、おでこと鼻は
皮脂分泌が多いので、付け過ぎに
注意しましょう。
サッパリ感のあるものや、乾燥肌用、
敏感肌用など、さまざまな商品があるので、
自分に合ったものを選んでください。
◇ 美容液は目的に合わせて
肌の状態を、さらによくしたいと思う人には、
美容液の使用をお勧めします。
美白、保湿、アンチエイジングなど
目的に合わせて探してください。
使用するタイミングは、朝晩の化粧水の後、
乳液を塗る前です。
高額なものが多いため、たまに、表示されている
適量より少なく済ませようとする人がいますが、
効果が出にくいので注意しましょう。
気が付くと日に焼けていたという男性も多いですが、
肌の“天敵„は紫外線です。
どんなに日常のお手入れをしても、日焼け対策を
せず、無防備な状態で外出を続ければ、肌は
どんどん傷んでいきます。
日焼け止めは、必ず使用してください。
塗ってから2、3時間すると、汗などで流れ、
日焼け防止の効果が薄れるので、小まめに
塗り直しましょう。
紫外線は年中、降り注いでいます。
対策は一年を通して続けてください。
少しの努力で肌の状態は大きく変わります。
できることから、ぜひ取り入れてみてください。