防災への意識が高まる中、災害時に「食」を
どう確保するかは重要。
いざという時に、温かい食事を簡単に作れると
今、注目されているポリ袋調理法について紹介。
パッククッキング
震災でライフラインがストップしてしまった場合、
自宅にある食材でいかに食をつなぐかが大切。
そこで今、注目されているパッククッキング(ポリ袋調理法)は
どのようなものなのかを紹介します。
必要な物は?
食材とポリ袋、水、鍋、カセットコンロ。
全て自宅に揃えておけるものなので心配いりません。
調理は簡単。
ポリ袋に食材を入れ、カセットコンロで沸かしたお湯で、
中火でボイルするだけの簡単な調理です。
メリットもたくさん
① 大きな調理器具が必要ない
ポリ袋と食材があって、お湯を沸かせれば
調理できます。
② 水の節約になる
食材への加熱に必要な水は、飲用水でなくてもよい。
場合によっては、雨水でもOK。
また、鍋の水は蒸発しない限り、再利用が可能です。
その上、ポリ袋で調理を終え、そのまま食器として
使えますので、食器を洗う必要がありません。
③ 少量で個別料理ができる
一つの鍋にいくつもの袋を入れて、違う料理を同時に
調理できます。
さらに食物アレルギーのある人でも、対象となる食材が
混入する心配がない。
④ 軟らかさの調整ができる
加熱時間の長短によって食材の軟らかさを調整できる
⑤ 発災直後でも対応できる
もし電気やガスの供給が止まっても、カセットコンロや
たき火などでお湯を沸かす事さえできれば調理が可能。
ポイント
高密度ポリエチレンの袋を使用
ポリ袋は耐熱性に優れていて「高密度ポリエチレン(HDPE)」と
記載されている半透明の袋で、厚さ0.01㍉以上の物を使用します。
製品の側面などに記載されとおり、「食品用」「食品の保存に最適」
などと書いたものを買いましょう。
スーパーや百円ショップでも売られているので容易に手に入ります。