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最適な暖房器具選び!上手な使い方!

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暖房器具の特徴を知り賢く使うことで効果をアップさせたり、

コストも抑えることができます。

そこで暖房器具の上手な使い方や選び方を紹介。

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特性を上手に組み合わせる

一般的に、エアコンを付けた部屋に石油ファンヒーターを

置く人はいません。

これは、「部屋全体を温める」という同じ特性を持つ暖房器具を、

両方とも部屋に置いて使うのは効果的ではないからです。

一方、エアコンを付けた上で電気カーペットを敷いている

家庭があります。

これは、暖かい部屋で、足元など体の一部分も暖を取ることで、

エアコンの温度を抑えることができるからです。

つまり、暖房器具の特徴を知り生かしていくことで、

効果が変わってくるのです。

暖房器具は特性によって大きく四つに分けることができます。

まず「風が出るタイプ(対流式)」と

「風が出ないで、じんわりと暖めていくタイプ(輻射式)」です。

風が出るタイプとは、エアコンやファンヒーターなどです。

風が出ないタイプは、赤外線電気ストーブや電気カーペット、

床暖房といったものになります。

さらに「部屋全体を暖めるタイプ」と「局所的に暖めるタイプ」とに

分けられます。

部屋全体は、エアコンや石油ファンヒーター、局所的に暖めるのは

赤外線電気ストーブや小型の電気ファンヒーターなどです。

このように分類した上で、理想の二つの組み合わせとは、

「風の出るタイプ」と「風の出ないタイプ」を組み合わせ、

かつ、「部屋全体を暖めるタイプ」と「局所的に暖めるタイプ」を

組み合わせることです。

≪ 省エネのコツ ≫

電気暖房はスイッチ一つで使えるため便利、空気を汚さないので

清潔、炎が出ないので安全といったメリットがたくさんあります。

その上で、省エネのために心得ておきたいポイント

① こまめに調整を

  エアコンなどは自動設定であれば自ら温風の量を調整してくれますが

  赤外線電気ストーブのように、コントロールが自動ではない器具の場合、

  こまめに温度調整を行うといいでしょう。

  具体的には、タイマーを設定したり、「強」「弱」を切り替えれば、

  ある程度の電力を抑えることができます。

  電気カーペットやオイルヒーターなども「強」で運転し続けるのはNG。

  半面にしたり、「弱」にするなど、小まめにコントロールして、

  ムダをカットしましょう。

② 適材適所で使う

  部屋全体を長時間にわたって暖めたいなら、省エネ性の高い

  「エアコン」がオススメ。

  朝や帰宅後など、短時間で集中的に暖めたいなら、

  立ち上がりの早い「ファンヒーター」を。

  脱衣所や洗面所の暖房なら、肌が触れてもやけどをしにくい

  「電気ファンヒーター」。

  自分の居場所だけを暖めたいなら「電気カーペット」や

  「コタツ」がいいでしょう。

暖房器具の特徴

エアコン

暖房器具の代表格といえるエアコン。

最大の特徴は、熱効率が良いことです。

電気やガス、石油ファンヒーターなどの暖房器具は、

例えば、1の力で1の熱量しか出せないのに対して、エアコンは

1の力を6~7倍の熱量にすることができます。

そのため、他の暖房器具に比べて省エネや節電にもなるのです。

弱点としては、風が出るため、部屋のホコリを巻き上げてしまいます。

温風が顔や体に直接当たることで少し不快感を覚える人もいるようです。

また、部屋全体を暖めるのに多少の時間がかかってしまいます。

帰宅して、すぐに部屋を暖めたいからと、設定温度を上げて強風にし、

室温が快適になったら設定を戻す人がいると思いますが、これは

上手な使い方ではありません。

家庭用のエアコンは、どんなに設定温度を上げても、出てくる風の

温度に限界があります。

たとえば、エアコンからすぐに最高温度の風は出てきません。

最下限も同様です。

高い温度に設定してフル回転させても、エアコンのスタンバイが

できていない状態で運転させるため、効率が悪く、最初は暖かくない

風を吹き出してしまいます。

自動設定であれば、最適な状態になったらエアコンが稼働します。

そして、徐々にフル回転していき、一番いい形で快適な状態へ

部屋を暖めてくれるので、効果的なのです。

さらには、適温になったら自動的に風量も調整してくれるので

省エネにもなります。

オイルヒーター

オイルヒーターは内部に密閉されているオイルを暖めて、

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循環させることで放熱。

じんわりとした暖かい熱で、部屋全体を優しく暖めてくれます。

無音で風もでないため、静音性、清潔性、快適性に優れています。

そのため、赤ちゃんのいる家庭や寝室でよく使われています。

立ち上がりが遅いのが難点で、電気代が高いのも考慮

しなければなりません。

パネルヒーター

パネルヒーターは電気のヒートをパネルで覆ったタイプのため、

赤外線の電気ストーブと違い表面が赤くならず、安全性が高い

のが長所です。

小型のものは局所的に暖めるのに利用できます。

よく、オフィスの机の下で、足元の設置している人もいます。

一方で、電気代がかさんだり、小さい部屋にしか対応できないため、

大きな部屋を暖めるのに時間がかかり過ぎるデメリットもあります。

赤外線電気ストーブ

赤外線電気ストーブは、素材がセラミックやカーボン、シーズなど

さまざまですが、体に熱がダイレクトに伝わるため、速暖性が

あるのが長所です。

サイズは小型のものが多いため、最大でも6~8畳程度までしか

カバーできません。

また、赤外線電気ストーブに直接肌が触れると熱いのが弱点で、

子どもがいたり、犬や猫などのペットを飼っている家庭では、

接触しないように気を付ける必要があります。

電気ファンヒーター

「ファンヒーター」に共通しているのは、室内がすぐに暖まる

速暖性に優れていることです。

電気ファンヒーターの場合、施工が必要ない上、燃焼していないので、

二酸化炭素が発生せず、空気がクリーンなままです。

しかし、日本の家庭では、一ヵ所のコンセントは最大1500㍗までのため、

それ以上の電力エネルギーを使うことはできません。

そのため、電気ファンヒーターでカバーできるのは、せいぜい8畳くらいの

部屋までとなってしまいます。

ガスファンヒーター

ガスファンヒーターは他のファンヒーターと同様に、

速暖性に優れているのがメリットです。

灯油切れの心配もなく、元栓につなげるだけで使用できる

便利さがあります。

しかし、室内にガス栓が無いと使えないのが欠点です。

また、炎がでるため、換気が必要です。

石油ファンヒーター

石油ファンヒーターの場合、エアコンと違い施工の必要がなく、

光熱費も安く、買ってきてすぐ使えるというメリットがあります。

灯油は燃焼すると水蒸気が発生する特徴があるため、

加湿の効果もあります。

気を付けたい点としては、二酸化炭素も発生するため、定期的に

換気が必要なのと、給油の作業があることです。

現在は、かなり安全性が高まっていますが、炎が出るので注意が

必要で、消火時のニオイも気になる人にとっては難点といえます。

場所ごとの工夫

リビング

家族が集まる場所の場合、空間全体を暖めることをメインに

考えるといいでしょう。

そのため、大きな空間を比較的少ない光熱費で暖められる

エアコンや石油ファンヒーターがオススメです。

必要に応じて局所的に暖める電気カーペットや赤外線電気ストーブで

補うといいです。

寝室

電気代との兼ね合いにもよりますが、風によるホコリが気になる

ようなら、オイルヒーターやパネルヒーターのような、じわじわと

暖める暖房器具を利用するといいでしょう。

音もでないため寝室に適しています。

赤く光る赤外線電気ストーブは、布団や毛布などが引っ掛かって

引火の恐れがあるため、寝室には向いていません。

キッチン

フローリングや板の間では、足元が冷えてしまうため暖房器具が

欲しくなります。

しかし、キッチンはよく動く場所なので、邪魔にならない

電気カーペットがオススメです。

最近では、キッチンマット型の製品もあります。

その他であれば、万が一ぶつかっても熱くない小型の

電気ファンヒーターなどを使うといいでしょう。

人感センサーが付いているものであれば、より便利です。

脱衣所・トイレ・玄関

冬の時期、浴室や脱衣所、トイレ等での急激な温度変化によって

血圧の変動が生じるヒートショックが心配されます。

そういった場所では、速暖性がある小型の

電気ファンヒーターがいいでしょう。

人感センサーが付いていれば、消し忘れの心配がありません。

最近では玄関先に置く家庭もあり、郵便物などの受け渡しなど、

短い時間であっても電気ファンヒーターを使う人がいるようです。

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