子育て

子育ての悩み!たたかないために!

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子どもが親の言うことを聞かないとき、

感情的に怒鳴ったり、たたいたりした

経験はないでしょうか。

突発的な言動を後悔し、自己嫌悪に

陥る親はすくなくありません。

感情的にたたくことをなくすためのヒント。

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たたかない子育て

◆原因は親の疲れ

*感情的に叱ってはいけないと
 分かっていても、ついついカッとなり、
 突発的に手を出してしまうことも。

親は誰でも、大切なわが子を怒鳴り

たくないし、たたきたくもありません。

しかし、

「着替えない」宿題をしない」

「片付けない」「走り回る」

「ご飯をきちんと食べない」といった

繰り返される“困った行動„に追い詰められ

イライラが募り、手をあげてしまうことが

あるかもしれません。

*「わざと私を困らせている」と感じる方も。

多くの場合、子どもの言動は成長・発達上、

自然なもの。

だから手を出してしまう原因は、子どもの

行動というよりも親自身の「疲れ」が

大きいです。

実際、体の調子がよく、

気分も落ち着いていれば、

多少駄々をこねたり、言うことを

聞かなかったりしても、感情的な言動に

ならないでしょう。

心が落ち着いているときは、たたかずに、

言葉できちんと説明して子どもの行動を

正そうとする親がほとんどです。

子どもが低年齢だと睡眠不足が続きます。

やることが山ほどある中で時間に追われ、

夫の帰りが遅く、話し相手もいないと

ストレスは積み重なります。

自分がいっぱいいっぱいの時に

「イヤ!」と言われたら、いつも優しく

穏やかな人でも受け止めきれずに、

「なんで、ママをそんなに困らせるの!」と

瞬間的にパッとたたいたり、怒鳴り

つけたりしてしまうのです。

◆困っていることを聞く

*叩いてしまう自分を責めるよりも、
 疲れをためていないかを振り返る
 ことが必要。

追い詰められないように、どうしたら

親自身のストレスを減らす環境を

作れるのかを具体的に考えることが

大切です。

周囲のサポートも大切。

感情的に怒鳴ったり、たたいてしまう

親はとても困って疲れているから怒りが

爆発してしまうのです。

そんな時に子どもに対する接し方の

アドバイスをされても、自分のやり方が

悪いと責められているような気持ちに

なるでしょう。

親自身が「何に困っているのか」を

よく聞いてあげてほしいものです。

「眠れているか」「食事はできているか」

などを聞きながら、親の精いっぱいの

頑張りを受け止めてください。

子どものためにも何よりも大事なのは

親へのサポート。

「話を聞く」

「温かく受容する」

「共感する」。

これに勝る特効薬はないでしょう。

聞いてもらえる、分かってもらえる

ことは大きな力になります。

◆即効性はあっても・・・・・

*間違ったことをしたときは叩く
 ことも必要だ、という考えも根強い。

「どうしようもないとき、
    叩くことがあっても仕方がない」

「叩かないで子育てを
       する方法が分からない」 

という声もあります。

ただ実際には、

「叩いても行動は変わらず、
     結局、同じ繰り返しになる」

ことが多いです。

子どもを叩けば、困った行動を瞬間的には

止められ、即効性はあります。

ただ、子どもは怖いから瞬間的に行動を

止めただけで、どのようにすれば

よいのかを学べていない。

だから、また同じことを繰り返してしまう。

最近の研究では、叩いたり、怒鳴りつけたり

することは、子どもの良い行動につながる

のではなく、反社会的な行動につながる

という分析もあります。

3歳半までにお尻などを叩かれた子が

5歳半の時に問題行動

(落ち着いて話を聞けない、約束を守れない)

を起こすリスクが高いという研究結果も

報告されています。

*「1回だけなら・・・」という
          声もありますが。

1回だけと思い、実際に叩いて子どもを

叱った場合、また同じことをされると、

効果が出るようにさらに強く、回数を

多く叩いてしまうこともあります。

その意味で「1回だけ」という考えは

捨てましょう。

もちろん人間ですから、うまくいくこと

ばかりではありません。

瞬間的に叩いてしまうこともあるでしょう。

そのことで自分を責めて落ち込むよりも

叩いたことを子どもに素直に謝り、

また次から頑張ろうと決意すればよいのです。

「もう、叩かない」と決めることができると、

具体的な工夫ができるようになります。

具体的な工夫

◆イライラをノートに書き出す

*感情が爆発して手を出さないための工夫

手を出してしまうのは親自身の「疲れ」の

影響が大きいとお伝えしましたが、

その疲れを引き起こすストレスをどのように

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コントロールするのかは、親のためにも、

子どものためにも、とても大事です。

自分のイライラの原因を知るために、

どういうときにイライラするのか、

一度ノートに書き出してみては

いかがでしょうか。

人によって、イライラしやすい

状況はさまざま。

寝不足のときにイライラするのであれば、

パートナーや祖父母に協力を求めて

睡眠時間を確保する必要があります。

また、不安な気持ちが強くてイライラ

するのであれば、パートナーや仲のいい

友達、子育て支援センターの専門家などと

話す時間を作り、思いを聞いてもらうこと

なども考えられるでしょう。

叩いてしまうほど感情が爆発してしまうときは

時間に追われている「朝」や、子どもも

親も疲れている「夕方」に多いように感じます。

仕事をしている親であればなおさらです。

急いで保育園に迎えに行って夕食の支度を

しようとすると、子どもがまとわりついて

離れなかったり、なかなか寝なかったりすると

家事が回りません。

朝の支度が回らないのであれば、早めに寝て、

朝の時間をゆっくり取ることが必要です。

親がイライラすると余計に時間がかかり、

子どもの忘れ物も増えてしまいかすから。

食事の準備に時間がかかるようだったら、

パートナーにも手伝ってもらい、事前に

買っておいた総菜などで済ます手も

あるでしょう。

洋服のボタンを留めるのに時間がかかり、

着替えが進まないのであれば、ボタン式

ではなく、かぶる式の洋服に替える

なども一案です。

どういう時にイライラするのかをノートに

書き、自分の状況を客観的に見た上で、

具体的な手を打つようにしましょう。

◆ダメはキッパリと伝える

*何度注意しても子どもが言うことを
 聞かないときもイライラしやすいもの。

「ダメだと言っているのに、触ろうとする」

「ダメと言っているのに、走り回る」

こうしたことはよくあります。

まだ親の言っていることを理解できない

年齢であれば、触っていけないものは、

子どもの見えないところ、手の届かない

所に置くなど環境を整える工夫が必要です。

見える位置にあれば「触りたい」

「取ってほしい」という好奇心を持つのは

仕方ないことですから。

言葉を理解できる年齢であれば、なにが

「ダメ」なのか、そのルールを事前に

伝えてもいいでしょう。

「ハサミは危ないから、
      持ったまま歩いてはダメ」

「電車の中では他の人の
   迷惑になるから走り回ってはダメ」

など。

ルール違反したときは、

「ダメ」「やめなさい」と近づいて

短くキッパリ伝えます。

どんなに泣かれても、駄々をこねられても、

親自身がぶれないことで、子どもに

守るべき基準を教えることができます。

子どもの「イヤだ」に根負けして、

ダメと言ったのにOKを出してしまうと、

子どもはダメなことの基準が分からなく

なってしまいます。

また、「イヤだ」と言い続ければ、

自分の主張が通ると思い、今後の

対応が余計大変になる場合もあります。

「怒る」と「叱る」は違うと感じます。

叱るは子どもにやってはいけないことを

教える行為。

当然、必要です。

それに対して怒るは、どちらかというと

親の感情、気分に任せての行為です。

気分任せなので、ある時はよくても、

ある時はダメとなります。

子どもからすると、激しく怒鳴られても

基準が明確でないから納得できません。

感情任せに怒ることを避けるためにも、

最低限守ってほしいルールを子どもと

相談するといいでしょう。

少しの心掛けでクールダウン

どうしても、子どもを前にして、

イライラを抑えきれなくなるときもあるもの。

怒りの感情は、沸点を超えると爆発して

コントロールできなくなり、衝動的な

言動につながる可能性があります。

だからこそ、爆発する前にクールダウン

させる必要があるのです。

クールダウンの方法の一例を紹介します。

これ以外にもさまざまあるので、ぜひ、

自分に合った方法を見つけてください。

① 深呼吸でリラックス

3秒くらいかけておなかの中にたっぷり

息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。

数回ほどの深呼吸でも、リラックスして

落ち着く効果があります。

② ゆっくり数を数える

頭の中で数えることで、数に気持ちが向かい、

怒りの対象から気持ちをそらすことができます。

また「ゆっくり」数えることで、高まった

気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。

③ 少しだけ離れる

子どもが安全な場所にいるのであれば、

トイレに行くなど少しだけ離れて

みましょう。

離れることで、冷静さを取り戻すことが

できます。

④ お皿を洗う

意識して五感を刺激することも効果的。

例えば、お皿を洗うと、洗う音のリズム感と

冷たい水の心地よさで気持ちが

落ち着いてきます。

また、窓を開けて風に当たることもお勧めです。

外気に触れると気分が変わるものです。

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