旅に出かける楽しみの一つに
「季節を全身で感じる」という
体感ができるのが、四季折々の
花を愛でることではないだろうか。
そこに、絶景も広がる所であれば
心も豊かになり、忘れられない
旅になるのではないでしょうか。
春を彩る!芝桜
春、ピンクのじゅうたんのように群れ咲く、
桜に似た形の花が芝生のように地面を覆って
咲くことか「芝桜」と名付けられた。
寒さや乾燥に強く繁殖力も旺盛で茎が地面を
這い、地表を覆うほど密生する。
土の流出を防ぐ役割もあることから、石垣や
斜面に植栽された。
日本には芝桜が有名な公園がたくさんあります。
オススメは、
埼玉県秩父市にある羊山公園。
広大な敷地に、9種40万株以上の芝桜が見られ、
秩父を代表する観光名所。
さまざまな色を組み合わせて植えられた芝桜と
背景の武甲山の景観は絶好のフォトスポット。
北海道北東部にあるひがしもこと芝桜公園。
丘の斜面を埋め尽くす芝桜で、全体が
ピンク色に染まっていて山頂の展望台からは、
その壮観な眺めが絶景である。
また、ヘリコプターでの遊覧飛行もあり、
空から芝桜の景観も楽しめる。
愛知県北東部にある茶臼山高原。
日本でも高所にある芝桜の名所で
「天空の花回廊」と称されている。
遮るものがないので、雄大な奥三河の
山々や南アルプスを360度見渡す
ことができ、大パノラマを堪能できる。
また、山麓から芝桜の丘まで、
リフトで芝桜の上をいく贅沢な
空中散歩もオススメ。
夜にはライトアップされ、幻想的な
景観も見られる。
山里に春の訪れ!花桃
花桃は花を観賞するために江戸時代に
品種改良され、実は小さく苦いので
食用には不向き。
桃の字の「兆」は妊娠の兆しを
意味していて、桃が女性やひな祭りと
関係があるのはこの理由からだとか?
長野県南端には、伝説の楽園
「日本一の桃源郷」ともいわれる
「花桃の里」がある。
ここに咲く桃は、1本の木に赤、白、
ピンクと3色に咲き分ける珍しい
「三色花桃」がある。
また、「はなもも街道」と呼ばれる
国道256号線は、約40㌔にわたり
約5000本の花桃が植えられており、
花いっぱいの景観ドライブが楽しめる。
一度に100種類以上の桜
1883年より桜の開花時期だけ、大阪造幣局が
「造幣局の桜の通り抜け」として
一般公開される。
八重桜を中心に約134種350本。
全長560㍍の通路が一週間開放され、
日没後はぼんぼりが灯され、幻想的な
夜桜も楽しめる。
空と海の青が織りなすハーモニー!ネモフィラ
茨城県のひたち海浜公園には、
広大な面積の園内に、約450万本のネモフィラが
丘一面に咲き誇る。
丘の上からは花と共に、太平洋も眺められ、空と
海の青のグラデーションが見事。
広大な園内の移動には、レンタサイクルがおススメ。
しとやかな花!藤
栃木県足利市に
「あしかがフラワーパーク」がある。
海外でも絶賛されている。
畳600枚分の藤棚に咲き誇る樹齢150年の
「大藤」は、栃木県の天然記念物に
指定されている。
「大藤まつり」期間中はライトアップされ、
藤が光に煌めく。
参考までに その他のお花見スポット