子どもの保育園・幼稚園・学校生活が
始まると、自然とママ友仲間も増えて
いきます。
情報交換や悩み相談など、ママ友の
存在はとても貴重です。
ただ、ママ友付き合いに疲れを感じる
方もいます。
ママ友付き合いのヒント。
親子にプラス関係
* ママ友付き合いが面倒?
確かに、人間関係ですから、楽しい時が
あれば、そうではない時もあります。
相手に配慮して自分の言動に気を付ける
必要もあります。
ただそうしたことが大変だからといって、
ママ友との付き合いを避けるのは
もったいないと思います。
価値観が違う人だからこそ、その人を
通して自分とは異なった子育て方法を
知ることができ、親も子も助かることが
たくさんあるからです。
子育て中は、
「子どもが言うことを聞かない」と
悩むことはよくありますが、それは、
「お母さんの今のやり方を変えてほしい」
という子どもからのメッセージである
場合が多いのです。
でも、お母さんは違うやり方が分からず、
ずっと同じやり方を続け、いよいよこどもの
反発を買い、関係が悪化する・・・。
しかし、自分と異なる価値観のママ友との
付き合いがあると、自分の知らなかった
関わり方を学び、自分の子育てに
取り入れていけます。
これは親子双方にとって、とてもプラスです。
心地よい距離感を探ろう
* ママ友と付き合う上で心掛けたいことは?
「ほどよい」お付き合いを基本にしよう。
ママ友がこれまでの友達と異なるのは、
子どもあっての関係であること。
子ども同士の縁で知り合ったのだから、
相性が合わず、関係が深まらないことも
当然あるわけです。
ママ友付き合いがしんどいと思っている人は、
「早く仲良くならないと」という思いが
先走っているのかもしれません。
最初から一生付き合うような気持ちで焦って
接すると、相手も警戒してしまいます。
人間関係は、急に仲良くなる場合もありますが、
多くの場合は、徐々に段階を踏んで親しみが
増していくものです。
最初はあいさつする程度から始まり、立ち話や
子どもと一緒に遊ぶことを通じ、徐々に
お互いの趣味、性格を理解していく。
そうする中で親しみを覚えてお茶をしたり
世間話を楽しんだりする・・・。
こうして関係性が深まるものです。
出合ったママ友とは、まずはあいさつを丁寧に
行い、お互いを知り、少しずつ距離を縮める
ことからでいいのです。
ママ友によっては、あいさつだけの関係である
場合もあるし、一生付き合う友人になる場合も
あります。
距離感が大事です。
人によっては、近い距離感の方がよい人、少し
距離をとった方が心地よい人などいろいろです。
また、ママ友付き合いは子どもが園や学校に
行っている間の「期間限定のお付き合い」
程度に軽く考え、関係性を楽しむ余裕を
持つことも大事だと思います。
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LINEトラブルを防ぐ
* 最近増えているママ友間のトラブル
最近のママ友間で特に増えているのが
無料通信アプリ「LINE(ライン)」を
通したトラブルです。
「グループLINEに入れてもらえない」と
いった声を聞きます。
LINEグループはスピーディーに情報共有が
できるので、仲の良いママ友同士なのに、
自分が外されていると話題について
いけず、困ってしまう時があります。
ただ、悪気なく外してしまっていることも
多いので、話しやすいママ友に
「グループLINEで
盛り上がっていることはある?」
などと聞いてみましょう。
「気になる?じゃあ入ってよ」となるはず。
「入りなよ」と言われないのであれば、
無理せず、またの機会にすればよいのです。
実際、グループLINEに入れば全てうまくいく
というわけではないのですから。
「グループLINEに入っているけれど、
四六時中、通知があって、確認が面倒」
「『既読スルー』していると
ママ友に反感を買われるのが怖い」
という声もよく聞きます。
* トラブルを予防する方法
頻繁に返事ができないことを事前に皆さんに
知ってもらえると安心。
例えば、
「赤ちゃんにすごい手がかかって
既読スルーしちゃうかも
しれないけれど、読んでいるからね!」
と最初に伝えておく。
「親の介護が大変だから
見られない時があるの」
「夜はスマホを見ていないけれど、
朝確認しているからね」
などでもいいでしょう。
見ていない時間もあると伝えておくと、
「既読スルー」で余計な問題が起きるのを
防ぐことができます。